アホ社長のブログ

宅地建物取引主任者。

2004年5月25日

早速ですが、「資格試験合格体験記」の第2弾の登場です。この「資格コーナー」も結構数がありますので、「早く出し切りたい」と考えています(私の会社HPの「資格の部屋」を参照して下さい)。http://www.kobayashihome.co.jp/sikaku/sikaku.php

第2弾は「宅地建物取引主任者」試験(資格)です。これもまた、この業界(不動産業等)を目指す方には絶対に避けて通る事が出来ない登竜門です。今後受験を考えている方々の参考になれば良いなぁ~と思いますけど。
この資格は「宅地建物取引業法」という法律(昭和27年制定)に基いて行われる「企業必置型」の国家試験(資格)です。不動産取引をする場合、企業には社員5人の内最低1人は有資格者を置かなければなりません(将来は士業になる可能性もあります)。有資格者には「一部独占業務」もあり、国家試験(資格)の中では1番受験者の多い資格でもあります。

私(KOBA)がこの「宅地建物取引主任者」試験(資格)を受験し、合格したのは平成元年11月の事(家内のKOBA♀は平成5年12月合格、弟の蛇メタは平成12年11月合格)でした(登録は翌年6月)。前年は技術職(大工)で、この年は事務職(経理)でしたので、この法律(事務)系の試験(資格)は一石二鳥の受験でした。
数年前から受験資格は、年齢・性別・学歴・職歴に関わらず誰でも受験する事が出来ます(最年少合格者は中学1年生)。因みに、私が受験した頃は高卒以上か、関連他資格保有者等しか受験出来なかったと思います。それでも、合格前後の実務経験等が2年以上無ければ登録する事が出来ませんし、業務上必要な「宅地建物取引主任者証」の交付もしてもらえません。登録自体がネックになるという方は「実務講習」という「通信教育+3日間のスクリーング」に修了合格する事で、登録する事が出来ます。私はこの方法で登録をしました。
試験は大きく分けて4科目(権利関係・法令上の制限・宅建業法・その他法令)合計で50問(4択一マークシート方式・制限時間2時間)出題されました。合格点は50点満点で35点(70%)前後です(合格点は毎年変動します)。相対試験ですので上位から何%が合格という一種の競争試験です。とにかく解答時間(2時間)がありませんので、確実な知識が要求されます。1時間以内で終了出来たならば、合格圏内です。実技試験は現在のところありません。

最近の合格率は約10~15%前後のようです。誰でも受験する事が出来ますが、業務経験の無い一般人で3年以内の合格で標準と言われている様ですよ。一般の受験者は「法令上の制限」科目(キラー科目です)の出来次第で他の受験者との差が付きますので、少しでも苦手意識を排除した方が良いと思います。うちの会社担当だった某金融機関の社員は一流大学卒という肩書きがありましたが、5回(5年)以上受験しても合格出来ないので諦めたらしいです(他の社員談)。勿論、向き不向きもあるかと思いますが、彼は最初から舐めていましたねぇ(私に大口を叩いていました!)。私の知人も数名、今年度受験する予定ですが、「受け易い」と「受かり易い」では大違いですので注意(覚悟)が必要です。

私の場合は運良く1回目の受験で「宅地建物取引主任者」試験に無事合格する事が出来ました(合格証書はB5横型、現在はA4横型です)。私の勉強期間は、約2ヶ月間(通信教育・模試利用)でした。受験される方のバックグラウンド次第ですが、最低でも6ヶ月以上の勉強期間は必要と思われます(経験のある業界人には3年間5問免除という逃道(特典)もあります)。
因みに、「宅地建物取引主任者」試験合格後の登録費用として都道府県知事に3万円以上の手数料を納付すると「登録通知書」(B5縦型、現在はA4縦型、都道府県ごとに異なる)が送付されて来ました。他に「宅地建物取引主任者証」(携帯用カード型・5年更新)交付手数料の納付も必要です。更に、独立開業(不動産業等)される場合は「宅地建物取引業免許」の申請書+免許手数料を都道府県知事(会社支店等により国土交通大臣の場合あり)に納め+営業保証金1000万円(又は、関連協会に入会して弁財業務分担金+入会金等を支払う)を供託して、営業免許の「宅地建物取引業者免許証」(A4横型、都道府県ごとに異なる・5年更新)の交付を受ける必要があります。
道程は遠いですが、「人生をかける」つもりで頑張れば「何とかなる」もんですわぁ。

第3弾は「マンション管理士」試験(資格)の予定です。

続きは次回に。

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