アホ社長のブログ

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)。

2004年5月27日

本日(5月27日・木)は、「資格試験合格体験記」の第4弾の登場です(私の会社HPの「資格の部屋」を参照して下さい)。http://www.kobayashihome.co.jp/sikaku/sikaku.php

第4弾は「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」試験(資格)です。この業界(ビル管理業等)を目指す方には是非取得しておきたい資格です。色々な分野で活躍が出来る資格でもあります。今後受験を考えている方々の参考になれば良いなぁ~と思いますけど。
この資格は「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(略称・ビル管法)」という法律(昭和45年制定)に基いて行われる「企業必置型」の国家試験(資格)です。特定建築物の所有者は、用途・規模によって有資格者の選任が法律上義務付けられています。また、「建築物清掃業」等他(数種類あります)の営業登録をする場合は人的基準にこの有資格者が該当します。

私(KOBA)がこの「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」試験(資格)を受験し、合格したのは平成12年11月の事でした(登録は同年12月)。
この資格は、「試験」又は「指定講習」のどちらでも取得が可能です。「試験」の場合の受験資格は、2年以上の実務経験があれば学歴・免許(資格)等は不問です。「指定講習」を受講の場合は、一定の免許(資格)+実務経験等が詳細に決められていますので注意が必要です。「講習」の期間は約1ヶ月間(100時間)ですので、会社等の業務命令でもなければ無理があると思います。因みに、「医師」、「一級建築士」、「技術士(関係部門に限る)」の資格保有者に関しては実務経験無しで受講(取得)する事が出来ます。私の場合は、「一級建築士」保有者でしたが、仕事を約1ヶ月間も休めないので「試験」の方を選択しました。
試験は7科目(行政概要・建築構造・室内衛生・給排水管理・室内管理・清掃・害虫防除)合計180問(5択一マークシート方式・制限時間は行政概要+建築構造+室内衛生+給排水管理で3時間90問、室内管理+清掃+害虫防除で3時間90問の合計6時間)出題されました。各科目ごとの合格点があり、トータル(総合)での合格点(180点満点で120点(67%)前後)もあります(合格点は毎年変動します)。相対試験ですので上位から何%が合格という一種の競争試験です。解答時間の半分で終了出来たならば、合格圏内です。技術系資格なのですが、実技試験は現在のところありません。

最近の合格率は約11~18%前後のようです。プロ用試験ですので3年以内の合格で標準と考えられます。合格率の変動が結構ありますので、各年度の試験問題の難易度又は、受験者層によって左右されている様な気がします。計算問題が結構ありますし、問題数の少ない午前中の「建築構造」科目と午後の「害虫防除」科目は「キラー科目」と言われていますので気を付けましょう。いずれ(数年先)、私の弟(蛇メタ)も受験する事になると思います。

私の場合は運良く1回目の受験で「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」試験に無事合格する事が出来ました(合格通知書は封書です)。私の勉強期間は約6ヶ月間(通信教育・模試利用)でした。私が今までに取得した資格の中では長い勉強期間の方だと思います。実務経験の中身にもよりますが、後学者の方には最低でも6ヶ月以上の勉強期間を確保して欲しいと思います。
因みに、「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」試験合格後の免状交付費用として厚生労働大臣(当時は厚生大臣)に2250円の手数料を納付すると「建築物環境衛生管理技術者免状」(A4縦型)が送付されて来ました。更に、独立開業(ビル管理業等)される場合は「監督者資格等指定講習」を受講(修了試験あり)して「修了証書」等の交付を受ける必要があります。私の場合は、平成13年6月に同法指定の「清掃作業監督者指定講習(2日間)」を受講(修了試験あり)して来ました。同年7月に無事「修了証書」(A4縦型・6年更新)が送付されて来ました。その後、「建築物清掃業」等他(数種類あります)の申請書+登録手数料を都道府県知事に納めて営業登録(6年更新)を取得する事になります。基本的に営業登録は自由(任意)ですので、営業登録を取得しなくても仕事は出来ます。しかし、公共機関等の仕事を受託される場合は必要となる場合がありますので注意が必要です。
道程は遠いですが、「人生をかける」つもりで頑張れば「何とかなる」もんですわぁ。

第5弾は「一級土木施工管理技士」試験(資格)の予定です。

続きは次回に。

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