アホ社長のブログ

コオイムシ採集。

2004年10月13日
10月8日(金)に私(KOBA)の長男(小1)が近くの公園脇の池で「水生昆虫」の「コオイムシ」らしきモノを採集して来ました。
♀が♂の背中に卵を産み付ける「不完全変態」の昆虫(カメムシ目コオイムシ科)です。「子負い」から「コオイムシ」の名が付いたようです。長男曰く、他にも4~5頭いたようです。私も弟の蛇メタも「生体」を見るのは初めての事でした。子供の頃、昆虫辞典で見てから随分と探しましたが、見るのは「ミズカマキリ」や「ゲンゴロウ」、「ガムシ」等で「タガメ」、「タイコウチ」、「コオイムシ」の”三種の神器”は見付ける事は出来ませんでした。後に分かった事ですが、北海道内には生息していなかったという事でした(笑)。
その後、10月11日(月・体育の日)に蛇メタと長男と一緒に生息状況の確認のためその公園に行きました。ビオトープらしき池で水深は20cm程ですが、早速蛇メタが1頭捕獲しました。大きさは2頭共2cm程です。

十勝ビートルファクトリー(TBF)の会員には「水生昆虫」の専門家がいませんので、水質(河川)専門のスマイルさんと甲虫博士のSさんの薦めで帯広畜産大学のⅠ教授(専門)に「コオイムシ」の事を尋ねました。過去に十勝管内での「コオイムシ」の採集事例は無いそうです。多分、別種の「オオコオイムシ」だろうとの事でしたが、今年の異常気象による台風で本州から運ばれて来たか、本州から購入した者が放虫している可能性も否定出来ないとの事でした。
私も書籍やインターネット等で調べたところ、「オオコオイムシ」は北海道と本州に生息していて、「環境省レッドデータ」では「希少種」になっていました(北海道産の「オオクワガタ」も同じ)。その中で十勝には普通に分布しているとの記事を発見しました。今年(2004年)の5月末に十勝管内の某町で発見されています。「コオイムシ」との判別法は「大きさ」で判断するようです。ビックリ!
やっと、謎が解けた気分です。この結果からこの「生体」は「オオコオイムシ」だと判断出来ます。大人を夢中にさせてくれる「水生昆虫」には違った意味で感謝しております。飼育はエサが大変そうなので2頭共蛇メタに預けてあります...以前、彼は「タガメ」を飼育していましたので(爆)。

続きは次回に。

アーカイブ

ページトップに戻る