アホ社長のブログ

愛猫♂エース君。

2009年2月25日

先日(2月22日・日・猫の日)購入した新携帯電話の使用にまだ慣れていません。メーカーが変わると既存のデータの移動や設定方法も違って困ってしまいます。例えば、今までグループは30種のカテゴリーに分けて使用していましたが、今回は約3割分のグループがショップでのデータ移動の際不可能(データのみ移動)となり、カテゴリーに関しては全て手動での作業となりました。昨夜(24日・火)やっと終りましたよ。

昨日の「北海道新聞夕刊」に先々週取材があった「愛猫♂エース君」が写真付記事で掲載されていました。一緒に家内の知人宅のペット(猫)も同時掲載されました。このエース君は、昭和62年12月8日・宮城県仙台市生まれの満21歳の雄猫(血統書付シャム)です。弟の♂ルーク君と共に、私(KOBA)が大学卒業間近(生後2ヵ月)に縁があって我家の家族となりました。

私の大学卒業後、エース君とルーク君は家内と私と一緒に北海道の実家へ帰って来ました。その年の暮れに2匹共去勢手術を動物病院で受けました。そのため2匹の子孫は存在しません。2匹は何時も一緒に行動し、芸達者で犬のような性格を持つ猫に育ちました。当時は雑種犬♂リッチー君(愛称チー)を番犬として飼っていました(1993年・平成5年3月1日に満13歳で逝去)。このチー君とは良く鳴声等で互いにコミュニケーションをとっているようでした。

1999年(平成11年)の春に2匹共グッタリとした症状になりました。原因は全く分りません。特に兄のエース君の衰弱振りが顕著で、直ぐに2匹共動物病院へ連れて行きました。予防接種は毎年欠かさず打っていましたが、獣医師からは2匹共余命半年との宣告でした(伝染病の疑いでした)。元気に見えた弟のルーク君の状態の方が悪いとのことでした。この年の11月、2匹共我家2階のバルコニーから飛降りて家出(死出の旅か?)しました。方々を捜しましたが、行方不明のまま時間が過ぎました。家族内では2匹共野生のままでは極寒の冬は越せないだろうと諦めムードでした。

それから約1年半後の2001年(平成13年5月)に偶然、弟の蛇メタが「十勝毎日新聞ゴシップ欄」に掲載されたカラー写真付記事の猫を見て、「これ、エースに似てないかぁ」と...記事の内容は、我家から約2km先にある林の高木上で3日前から降りられなくなっているエース君を近所に住む親切な方が地元消防署に連絡してくれ、消防職員が保護し、警察署で預かって飼主を捜している...との記事でした。早速、当時の知人(転勤前)であった地元派出所の警官に連絡を取り、帯広市内の本署でのエース君らしき猫との面会許可を頂きました。面会前に猫の特徴を色々と尋ねられました。最終的に目の色(ブルー)、去勢手術の跡、首輪は無くなっていましたが名前に反応することが決め手となり、真の飼主として手続をして連れて帰ることができました。真の飼主が現れない場合の行き先は、記事を見て申込をされた方に決まっていたようです。

2回もの冬を越してもエース君は元気に生きていました。人間の言葉が話せるのなら、どんな暮らしをしていたのか聞いてみたいです。仲の良かった弟のルーク君とは何処かで別れてしまったのでしょう。拾ってくれた心優しい方の許で元気に過ごしていることと勝手に思っていますよ。

約1年半振りに我家に帰って来たばかりのエース君は、何事も無かったかのように私の自室で優雅に過ごしていました。全く動じてませんでした。昨日まで住んでいたような感じでした。自分の臭いとかがまだ残っていたのだと思います。猫は家に付くというのが実感できました。しかし、過去のしつけや芸等は完全にリセットされていて野性的になっていました。生命力に溢れ、あの時宣告された余命半年が誤診のようにたくましくなっていました。人との関わりは全く問題ありませんでした。

その後は、根気良く、しつけと芸を憶えさせるように家族の皆さんで始めました。元来頭の良いエース君ですから思い出したのかどうか分りませんが、どんどん回復して行きました。当時から一番なついている長女(高3)を親代わり(エース君の方が先輩ですが)に任命しました。エース君は物事のお願いや要望を人を見て行動しています。一緒に遊ぶのは誰で、昼寝は誰で、とか家族を使い分けています。私の場合は、毎朝1階の居間から2階にある寝室に私を迎えに来て、一緒に階段を降りて1階の居間に向かいます。途中で2階のトイレ等に入ると外のドア前で、じっと座って待っています。これはエース君が「朝食を早く食わせてくれ~」との要望に私が応えていたのが、エース君なりの解釈で日課になっていったのだと思います。エース君のトイレは地下室にあり、ドア(開戸・レバーハンドル式引戸)を3枚程開けて行って帰って来ます。用足し後は各ドアを閉めてくれると冬季は助かりますが(笑)。

エース君は人間の年齢では現在約100歳のおじいさんです。ひげや口の周辺は白髪です。動物病院によると肉体年齢は50歳位だとの診断でした。夜は家族の皆さんとボール投げ(スーパーボール)遊び等をやっています。犬のように銜えて持って来ます。家内が先日この様子をビデオで録画していました。

家族の言葉は分っているようです。もう化け猫になっているのでしょう。何時人間の言葉を話し始めるのでしょうかねぇ(笑)。元気に長生きして欲しいと願っています。

続きは次回に。

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